蘇る青春と音楽の日々「2」

-最後の寮長!と言われて蘇ったこと-
 翌日、もう一度中内先生ご夫婦にお会いしたいと思っていたので、前日宿泊をした。少し早めに起きて、もう一度お風呂に入ったが、ここホテルさくら野温泉は弘前市内のド真ん中にあるショッピングモールでもある。露天風呂に入りながら見上げた大看板を見て、少し不思議な感じがした。
 部屋に戻ろうとすると、先生ご夫婦の姿が見えた。本当に仲むつまじぃ。朝食を取られているご様子で、まわりに宿泊した先輩達が何人かいた。
 すぐに朝食に向かう。途中、五十嵐君と会ったので、一緒に行った。
「おはようございます」と私達。
「おはよう」と先生ご夫婦。ニコニコされている。
 朝食を取りながらしばらくすると、中内先生が話しかけてこられた。
「小田切君、むしろ君はあそこは見ないほうがいいよ」
「はいっ!?」突然で面喰らっていると。
「親愛寮があった所には、もう何もないの」並んで座っておられた奥さんが添えるように話した。
「草がぼうぼうでね。ほんとに、なあんにも無いんだ・・・」一瞬淋し気な表情になった。
「ごらんになられたんですね」と私。
「うん・・・」先生はうなずいた。
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「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」

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