【花輪ねぷた物語2】 王将灯籠の制作

花輪ねぷたのねぷた絵の制作は、次のような手順で作業を進めて行く。
1.下絵の作成
下絵は下図ともいい、描こうとするねぷた絵の原画となるもの。
伝統を守る意味から、審査基準に「武者絵であること」と定義づけられており、題材を錦絵などに求めることが多かったが、ここ数年は基本を踏襲し、それを越えたオリジナル的なものが何点か出現しており、高い評価にあたいする。
2.枡目取りとデッサン
ねぷた絵を描く和紙はたたみ8畳分位の大きさがあり、いきなり墨筆をぶつけられる名人以外は、枡目取りとデッサン(型取り線引き)はやっておいたほうがぶなんと考える。「花輪ねぷた探訪」の113P~117Pに方法は記してある。
3.墨描き
ねぷた絵制作のなかで、この墨描きは結構重要な作業である。絵の生き死にはこの墨描きで決まると思っている。墨線は命だ。一気呵成に、それでいてダイナミックに。人物の体の線は構図を安定させる意味でも太さを加味する必要がある。眉毛、髭などはボタン刷毛を用いて描くが、独特な風合いに仕上がる。
4.ロウ描き
ロウ描きには二つの意味がある。一つは隣接する色のにじみを防ぐ役割。もう一つは灯を入れたときに絵を浮き立たせる役割がある。原則的には墨線に沿って3ミリ前後の太さが適当か。その他に模様描きにも用いる。
5.色付け
色付け作業の手順はうすい色や淡い色から塗って行くと判断がくるわなかった。濃い色は最後のほうがいい。最大のポイントは配色にある。刷毛のはこびは、ねかせず一定スピードで一定方向に。絵を平面的で単調なものに
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完成した王将灯籠を運ぶ関係者たち
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墨描き
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ロウ描きと色付け
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色付け完成
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文字の制作作業

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